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二重まぶたしたいですか? [病気の話]

皆さん、二重まぶたって憧れますか?

最近のプチ整形ばやりで結構幅広い年齢層に二重にする手術がはやっているようですが、その時、副作用の説明って受けていますか?結構副作用があるんですよ。


主な手術の方法はまぶたの裏から表へ糸を通して締めることでつくる二重まぶたです。きちんとした先生なら、表も裏も皮膚や粘膜の下に埋め込む(埋没)のですが、たまに表は埋め込んでも裏は出しっぱなしという方があります。そうすると、

角膜障害(糸が黒目に擦れて傷つくと体の中で一番神経が敏感な部分のためコロコロチクチクして、”何か入ってるみたい”と受診されます。)

をおこします。

また、埋め込んでもらっても、あんまりきちんと消毒しなかったりすると、糸から感染(ばい菌が付着)して、

角膜感染症(黒目にばい菌がついて炎症をおこします。神経が敏感なためとても痛く、また白目も真っ赤になります。手術直後は抗生物質等をもらうので起きませんが、手術して数ヶ月後あたりに出てくることが多い)

をおこします。

この両方ともまぶたをひっくり返さないと診断が出来ないのですが、二重まぶたの手術の後はひっくり返しにくいんです。

挙句に私の目は二重まぶたの手術をしてあるので、絶対ひっくり返さないで下さい。糸が切れてしまいます。”とおっしゃる方もいます。多分手術した病院の先生が仰ったのでしょうが、はっきり言って、ひっくり返しにくいまぶたをひっくり返さなくて良いと言われればこちらは楽なんです。でも、しないと原因わからないし、それにその程度で切れる糸なら手術方法が悪いので、やり直さないと駄目なんですよ。

あなたの言うとおりにひっくり返さない先生が良い先生だとは決して思わないで下さい。

(蛇足ですが、あなたの言うことが100%通る医者は藪医者です。一番良い医者は病状を説明し、検査の必要性を説明し、治療の必要性と他の選択肢を提示して最後の決定をあなたに任してくれる医者ですよ。)


あとは糸の感染がひどくなり、縫った部分全部に菌がまわってひどくなると

眼窩蜂窩織炎(目の入っている骨のくぼみ(骸骨なんかの目の部分)に当たる組織全てに炎症が及んで腫れてきて目が飛び出てきたり、最後は視神経までやられて見えなくなります。)

になります。かなりシビアな状態です。

縫い方がきつすぎてまぶたが閉じなくなり、

兎目<トガン>(まぶたが閉じないために本来涙で常に潤さないと傷ついてしまう黒目が傷つき、コロコロチクチクします。)

等等、いろんなことが起こります。


皆さん、気を付けて下さいね。


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