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音も無く忍び寄る影”気づかない間に進行する視野障害(緑内障)” [病気の話]

緑内障って言葉ご存知ですか? 古くは’あおそこひ’といわれていた病気です。

良く、人間ドックに行くと’眼圧’を測りますとか、’眼底写真’を撮りますって言いますよね。あれの殆どが緑内障の検査に使っているのですよ。


緑内障は端的に言うと”眼圧が上がって、視神経が障害され、それにより視野(片目で真直ぐ物を見た時に見える全範囲)が傷害されていく病気”です。

でも・・・、眼圧の上がらない緑内障もあるのです。その為、人間ドックですら見つからず、気づいたら”新聞の行を飛ばして読んでしまう”なんてなってしまうのです。

特に最近多治見市で壮年期以降の方を全員検診した結果(多治見スタディと言って結構眼科医では常識になっています)40歳以上の方の17~18人に一人が緑内障との結果が出ています。


視神経は脳神経の一つなので、一度傷害されると元に戻すことは出来ません。

その為緑内障の治療は早期発見、早期治療です。早期発見の手がかりは『40歳越えたら眼科受診を!』です。

さっき言ったように眼圧だけでは分からない緑内障もあるので、ぜひ、”眼底検査”を受けて下さい。(写真は緑内障の眼底写真)


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コメント 2

はじめまして。私、透析室勤務をしている看護師ですが、透析患者で緑内障のある方は、除水が進むと、眼痛がひどくなるのでしょうか?以前、透析中にすごく眼を痛がった人がいました。血圧は、それほど高くない人ですが、痛み時には、上がっていたように記憶しています。すいません、教えてください。
by (2005-11-02 10:07) 

ぱぐ

忙しさで、ブログを確認する時間もなかったのでとても申し訳ありません。

除水に対する眼痛ですが…。
緑内障イコール眼痛という方程式は全ての症例に当てはまるわけではないのをご存知ですか?

眼痛が出現する緑内障の殆どが急激な眼圧上昇を伴う閉塞隅角緑内障です。それ以外には長期に眼圧上昇をきたしたため、角膜浮腫を呈しそれによる上皮障害を起こしたものが疼痛を訴えられます。

他に痛みを訴える症例は毛様痛を来たす疾患ですね。強膜炎、ぶどう膜炎、etc.
他には角膜炎等の上皮障害もきわめて強い疼痛を訴えられます。

透析して痛みが強くなるという経験は今まで一度もありませんが、可能性としては
急性緑内障発作を来たした。
透析による電解質異常で眼圧が変化した。
それぐらいしか考えつきません。
勉強不足ですみません。
また調べて結果がわかれば報告します。

なお、眼痛があるとほぼ100%血圧は上がるように思います。
by ぱぐ (2006-09-05 11:53) 

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