レイシックと老眼 [病気の話]
最近、一般診療していてよく遭遇するのが「レイシックしたんです」という言葉。
レイシックが一般普及してから数年経ち、タイガー・ウッズがやってからより普及してきた様です。
でも、不満も良くあるようですね。
昔、強度近視(近視が15D程あり、白内障も有ったためl矯正視力0.1位になっていた方)の方の白内障の手術をするとき、「眼鏡が無いと何にも見えない状態では生活が大変でしょうから、近くで字が読める程度の度数にしましょう。」と説明していました。
眼前20cmにピントが合う眼内レンズの度数で計算し、手術が終了したあと検査してみると少しずれて眼前40cm(あくまで理論値ですが…)に合っていました。
視力は眼鏡無しで0.2、矯正で1.0あるのですが、患者さん曰く「近付けると見えないんです」と。
たしかにもとは眼前5cm位に近付けないと見えなかったので、その癖が抜けないとのことでした。
「ちょっと離せば見えるんですが…」と。
やはり、近視で長年生活している人はライフスタイルを変えるのはかなり困難なようです。
シニアの皆さん、レイシックではこんなことが起こることがありますよ。
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